CQオームのアマチュア無線講座2006
アマチュア無線ショップCQオーム「無線機屋さんの無線の本」2006年・ブログ版     ◆◆現在は、2006年版を準備中ですので、当面、2000年版をご利用下さい◆◆
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Q8−2 モービル機のよさはどこにあるの?
2006年01月13日 (金) | 編集 |
 モービル機の特徴、よさは一体どこにあるのでしょう。
 これまで書いてきたハンディ機の特徴と比較しながら考えてゆきたいと思います。

 モービル機の一番の特徴であり、モービル機を使用するメリットは、送信出力が大きいということです。
 モービル機は4級対応モデルで144/430MHz帯ですと20Wの出力が可能です。また、3級以上であれば、50W近い送信出力を持つハイパワーモデルを使用することが出来ます。ハンディ機の場合、パワーが大きいといっても、5Wから6Wほど。モービル機は、およそ4倍から8倍のパワーを誇ることができるわけです。
 これは大きな違いです。パワーが2倍になるからといって2倍の飛距離が実現されるわけではありません。しかし、やはり4倍の違いがあれば、およそ2倍ほどの飛距離の違いが実感できるかもしれません。

 ちなみに、よく誤解がありますが、ハンディ機からモービル機になって送信出力が上がったからといって、受信性能が自動的に向上しているわけではありません。つまり、モービル機はハンディ機より送信能力は上ですが、受信能力が上というわけではありません。むしろ、ハンディ機は受信性能で勝負していますから、受信性能だけを純粋に取り出せば、受信性能はハンディ機の方が上というのはよくあることです。
 ですから、ハンディ機からモービル機に変更すると送信電波はよく飛ぶようになりますが、交信相手がいつもの送信出力のままであれば、交信距離は理論上あまり伸びないことになります。

  

 さて、モービル機の特徴その2、第2のメリットは、ハイパワーを長時間安定的に使用できるということです。
 最近のモービル機はどれも小型化が進んでいるとはいえ、やはりハンディ機よりは大きなボディを持ちます。
 内部に熱がこもりにくいよう、金属の放熱板で空気中に熱を放出し、内部温度を下げます。
 また、ファンを付属し、強制的に熱を逃がすようにしているモデルもあります。
 それら十分な温度対策を施し、何十時間という送信テストをクリアして商品化されてきたのが各種モービル機なのです。
 一方ハンディ機のハイパワーは短時間しか使用できないという点、ハンディ機の特徴の項目で説明しました。
 ハンディ機の長時間運用は、本体の熱、耐久性をうまくコントロールする必要がありました。
 モービル機は、比較的そのような知識やコントロールを必要とすることなく、連続送信が可能です。

 このように見てくると、ハンディ機は便利だけど、やっぱりモービル機もいいなぁと思いませんか?
 ゆったりとアマチュア無線を楽しむには、モービル機は必須といえるかもしれませんね。













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